家族の心配がきっかけで購入した熱中症対策グッズ
登山が趣味の私にとって、この夏の暑さは想像以上でした。
いつものように登山に出かける準備をしていると、家族から「また熱中症に注意してよ」と心配される日々。
正直、「大丈夫だって」と軽く考えていた部分もあったのですが、実際に山で体調を崩したら、もう夏は登山に行かせてもらえないかもしれません。
一度登り始めてしまえば、途中で「やっぱり危険だから」と離脱することはできません。
だからこそ、出発前や登山中に客観的な判断材料があればと思っていました。
そんな時に見つけたのが、この「黒球式熱中症指数計」です。
価格も安くお手頃だったので、試してみることにしました。
【結論】思った以上に実用的!でも完璧ではない
2週間、実際に使ってみた率直な感想は、「買って正解だった」です。
特に登山での熱中症対策として、客観的な数値で危険度を把握できるのは想像以上に有用でした。
登山だけでなく、自宅にいるときもエアコンをかけないままの時は、この熱中症指数計は客観的に数値を表示してくれるので、大変参考になります。
ただし、精度についてはそれなりというのが正直なところ。
あくまで「目安」として活用するのがベストだと感じています。
なぜこの評価に至ったのか?実際の使用体験をお伝えします
【良かった点①】想像以上にしっかりした作りで安心
届いた時の第一印象は「値段の割にはかなりしっかりしている」でした。

温度計と湿度計が一体になっていて、それらのデータを基にWBGT(湿球黒球温度)という熱中症指数を自動計算してくれます。
野外モードと室内モードの切り替えも簡単で、登山時は野外モード、家では室内モードと使い分けています。
【良かった点②】数値で見える化されるから納得しやすい
これまで「なんとなく暑いな」「湿度が高そうだな」と感覚的に判断していたのが、具体的な数値で表示されるようになりました。
例えば、室内でも湿度が70%を超えて気温が28度以上になると、あっという間に「警戒レベル」に到達することが分かりました。
感覚では「ちょっと暑いかな」程度だったのに、数値で見ると既に注意が必要なレベルだったんです。
【驚いた体験】わずか10分で危険レベルに
ある日、試しに炎天下にこの指数計を置いてみたところ、わずか10分程度で熱中症指数が「危険レベル」まで上昇しました。

体感では「暑いけど、まだ大丈夫かな」と思っていただけに、この結果には驚きました。
最近は日傘を使うようになっていますが、これまでは炎天下でも何も対策なく外を歩いていたのが信じられなくなりました。
この体験で、自分の感覚がいかに当てにならないかを痛感しました。
【ちょっと残念な点①】精度はそれなり
使い続けていて感じるのは、精度についてはそれほど高くないということです。
同じ環境でも、測定のタイミングによって数値にばらつきがあります。
自宅の温度計や湿度計とも若干ズレていました。

ただ、今回は「熱中症」の危険度を知るという目的なので、気にしていません。
【ちょっと残念な点②】アラーム機能は期待しすぎない方が良い
商品説明では「危険度が高まるとアラームが鳴る」となっていましたが、警告アラームは回数によって危険度を知らせてくれる仕様です。
アラーム機能に頼らず、定期的に数値をチェックする使い方の方が現実的だと思います。
実際の登山での使用例と他の熱中症対策との組み合わせ
登山での活用法
登山時は、休憩のタイミングで必ずチェックするようにしています。
特に標高が低い序盤では、思った以上に指数が高くなることがあり、水分補給のペースを早めたり、休憩時間を長めに取ったりする判断材料にしています。
従来の対策との相乗効果
もちろん、この指数計だけに頼っているわけではありません。
従来通り、水分を多めに持参(通常の1.5倍量)、塩あめや塩ラムネの常備、行動食の準備、帽子・日焼け止め・着替えの持参は継続しています。
指数計は、これらの対策を「いつ、どのタイミングで強化すべきか」を判断するツールとして活用しています。
類似商品との比較について
正直なところ、他の熱中症指数計と詳細な比較はしていません。
おおむね参考になるという程度でも十分機能を果たしていると感じています。
この環境は熱中症の危険度が高いということがわかれば、次の対策になるので、良いのではないかと思います。
まとめ:こんな人におすすめ/おすすめしない
こんな人におすすめ
- アウトドア活動を楽しむ方:登山、キャンプ、ガーデニングなど
- 客観的な数値で判断したい方:感覚に頼らず、データで判断したい人
- 高齢者がいるご家庭:室内での熱中症対策としても有効
- コスパを重視する方:2~5,000円台で熱中症対策ができるのは魅力的
こんな人にはおすすめしません
- 高精度を求める方:あくまで目安として活用できる人向け
- 設定や操作が面倒な方:定期的にチェックする習慣が必要
- アラーム機能を重視する方:アラーム機能は期待しすぎない方が良い
最終的な判断:価格を考えれば十分「買い」
完璧な商品ではありませんが、価格を考えると十分に価値のある商品だと思います。
特に登山やアウトドア活動では、客観的な判断材料があるだけで安心感が全然違います。
熱中症は命に関わる問題です。
2~5,000円台で熱中症の危険度がわかり、家族の心配を少しでも軽減でるなら、十分に投資する価値があると感じています。
ただし、あくまで「目安」として活用し、総合的な熱中症対策の一部として考えることが大切ですね。
※価格情報は2024年8月時点のものです。購入前に最新の価格をご確認ください。
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