実はこのブログ以外にもバイクツーリングをテーマにしたブログを運営しています。
このバイクツーリングを紹介するサイトのサテライトとして、各種SNSも活用しています。
今回は、そのSNSで縦型動画について考えてみましたので、ご紹介いたします。
はじめに
バイクでツーリングに出かけて、帰ってきてから動画を編集します。
最近はアクションカメラで撮影したものを縦型動画に編集し直すことも増えてきました。
しかし、いざ投稿しようとすると、毎回頭を悩ませることがあります。
「この動画、どこにアップすればいちばん見てもらえるんだろう?」
X(旧Twitter)でもYouTubeショートでも、Instagramリールでも、TikTokでも、縦型動画は投稿できます。
でも、実際にやってみると、それぞれに制約があり、集まるユーザーの層もまったく違う。
今回は、私自身が縦型ツーリング動画を各SNSに投稿してきた経験をもとに、それぞれのプラットフォームの特性を整理してみたいと思いました。
「縦型動画」とはなにか?
縦型動画とは、アスペクト比9:16で作られた、スマートフォンの画面を縦にしたときに全画面表示される動画のことです。
TikTokが普及させたフォーマットで、今やすべての主要SNSが縦型動画に対応しています。
ツーリング動画との相性で言えば、走行中の車載映像よりも、景色や走り出しの瞬間、目的地での演出ショットのほうが縦型に向いているようです。
各プラットフォームはどう違うのか。
X(旧Twitter)の縦型動画
まず制約の面から見ると、Xでは最大140秒まで動画を投稿できます(プレミアムプランなら最大3時間)。
縦型動画は再生画面でほぼ全画面表示され、見やすい印象です。
ただし動画の品質は他のプラットフォームと比べると圧縮が強めで、細かい景色の描写が粗くなりやすいようです。
ユーザーの傾向としては、Xはリアルタイム性が非常に高いです。
バイク乗りのコミュニティも活発で、ハッシュタグで繋がりやすく、投稿後すぐに反応が返ってくることも多いです。
ただし動画そのものが「発見」される機能(レコメンド)はTikTokやInstagramほど強くなく、基本的にはすでにフォローしている人や、ハッシュタグ経由でたどり着く人が主な視聴者になります。
縦型ツーリング動画とXの組み合わせは、「すでに繋がっているバイク仲間に届ける」という使い方が向いているといえますね。
知らない人に広くリーチするには、他のプラットフォームのほうが有利ではないでしょうか。
YouTubeショートの縦型動画
YouTubeショートは、縦型動画専用のフォーマットとして60秒から最大3分まで投稿できます。
画質は非常に高く、ツーリング映像の美しさをそのまま届けやすいです。
ユーザー傾向として見ると、YouTubeの強みは検索でしょう。
「阿蘇 ツーリング」や「福岡 バイク 日帰り」といったキーワードで検索して動画にたどり着くユーザーが一定数いるのも事実です。
ショートと通常動画のチャンネルが統合されているため、ショートで新規の視聴者を獲得し、そのままチャンネル登録→通常の長尺動画へと誘導できるのが大きなメリットです。
ただし弱点もあります。
ショートのレコメンドは必ずしも同じチャンネルの動画に誘導するわけではなく、ショートを見た視聴者が長尺動画まで移行する率は低めだという声もあるようです。
また、ショートの収益化はまだ通常動画より単価が低く、再生数あたりの収入は限られています。
それでもYouTubeショートの価値は、「資産として蓄積される」という点にあるでしょう。
TikTokやXの投稿と違い、数ヶ月後・数年後も検索されて見られ続ける可能性があります。
Instagramリールの縦型動画
Instagramリールは最大90秒の縦型動画を投稿できます。
画質は高く、フィルターや音楽との相性もよいです。
ツーリング映像に合わせた音楽選びで、グッと印象が変わるのがリールの特徴になっています。
ユーザーの傾向として、Instagramは「映える」ビジュアルへの感度が高い層が多いです。
景色の美しさ、朝焼けのワインディング、霧に包まれた山道といった、視覚的なインパクトが強い映像がウケやすいです。
またバイク女子やファミリー向けのカブ旅といったジャンルも、Instagram上では強い。
レコメンド機能(発見タブ)の精度が高く、フォロワー以外にも積極的に動画が届くのが大きな強みになっています。
ハッシュタグに加えて、ロケーション情報(福岡、阿蘇など)を付けることで地域検索にも引っかかりやすくなるといえます。
ブログへの誘導という観点では、Instagramはリール内にURLを貼れないという制約があります。
プロフィールのリンクに誘導するか、ストーリーズのリンクスタンプを使うしかないため、ブログへの流入を狙うには一工夫が必要です。
TikTokの縦型動画
TikTokは縦型動画の本家といえる存在で、最大10分まで投稿できますが、短い動画(15秒〜60秒)が強いとされています。
動画の品質よりも「最初の数秒で興味を引けるか」が圧倒的に重要なプラットフォームになっています。
ユーザーの傾向として、TikTokは他のSNSと比べて年齢層が若く、バイク系コンテンツでも10〜30代のユーザーが多いようです。
リターンライダーや50代以上のツーリング愛好家をターゲットにするコンテンツとは、ユーザー層のズレが生じやすいです。
一方でTikTokのレコメンドアルゴリズムは非常に強力で、まったくフォロワーがいない状態からでも、良い動画であれば一気に何万再生に届くことがあるそうです。
「バズ」のポテンシャルという点では、他のどのプラットフォームにも勝っていますね。
ただしその反面、フォロワーとの継続的な関係を構築するのは難しく、1本バズっても次の動画で急に再生数が落ちることも珍しくないようです。
また動画が「消費」されるスピードが速く、昨日の動画は今日には見られなくなっていることも多いらしいです。
結局、どこに投稿すればいいのか
4つのプラットフォームを比較してみると、それぞれが向いているシーンが見えてきます。
X(旧Twitter)は、すでに繋がっているバイク仲間へのリアルタイムな報告に向いています。
今日走ってきた景色を今日シェアする、というスタイルが自然にはまりますよね。
YouTubeショートは、長期的な資産づくりに向いています。
チャンネルを育てる目的があれば、ショートは新規視聴者の入口として機能してくれます。
ツーリングレポートの長尺動画と組み合わせることで相乗効果が生まれやすいです。
Instagramリールは、ビジュアル重視の映像で新規ファン層を広げたいときに強いです。
特に美しいルートの切り取りや、感情に訴えかける編集と相性がいい。
TikTokは、若い層へのリーチとバズを狙うときに向いています。
ただし継続的なブログ読者やYouTubeチャンネル登録者へ育てるのは難しいため、認知拡大のきっかけとして使うイメージが現実的になってきます。
私自身の経験では、同じ動画を複数のプラットフォームに投稿しても、どこで伸びるかはまったく予測がつかないので、同じ映像でも、Xでは無反応だったものがInstagramリールで何千回も再生されたり、その逆もあります。
プラットフォームごとにユーザーの期待値が違うため、動画のサムネイルや冒頭のカット、テキストの入れ方を変えるだけで、反応がガラッと変わることもあるようです。
縦型動画を複数SNSで運用するときの現実的な考え方
正直なところ、すべてのプラットフォームで完璧に最適化した動画を作るのは、かなりの手間になります。
ツーリングに行って、写真を撮って、ブログを書いて、さらに動画まで仕上げるとなると、1回のツーリングに対するコンテンツ制作の負荷はかなり大きくなってしまいます。
そこで私が考えているのは、「まず1本を作り、各プラットフォームの最低限の仕様に合わせて投稿する」というシンプルな方針です。
凝った編集より、投稿を続けることの方が長い目では重要だと思っています。
縦型ツーリング動画を通じて、どこかで誰かが「福岡でツーリングしてみたい」「阿蘇のあのルート走ってみたい」と思ってくれれば、それがいちばんの目的が果たされたことになるでしょう。
どのSNSに投稿するかより、走り続けること、記録し続けることの方が大事なのかもしれません。
福岡ツーリングライダーのSNSはこちらから。
X(旧Twitter):https://x.com/touringrider.jp
Instagram:https://www.instagram.com/touring_rider.jp/
YouTube:https://youtube.com/shorts/CXq7lB0SLiU
TikTok:https://www.tiktok.com/@touring_rider.jp


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