はじめに:登山再開がきっかけでモンベル会員に
本格的に登山を再開したあの日から、もう10年以上が経ちました。
当時、登山グッズを買い揃えるなら「せっかくならお得に買い物できるモンベル会員になろう」と軽い気持ちで入会したのがきっかけでした。
そして今年、年次更新の手続きをしていた時に気づいたんです。
なんと、プラチナ会員になっている!

プラチナ会員は、以下のいずれかを満たしている方とされています。
- モンベルクラブ会員を10年以上(20年未満)継続していただいている方
- 入会後のお支払い累計金額が75万円(税込)以上の方
たぶん10年以上継続しているのでしょう(笑)。
その10年間という長期間、実際にモンベル会員を継続してきた私が、リアルな体験をもとに会員制度の本当のメリットと注意点をお伝えします。
ちなみに、会員になった時から、アップグレードする度にピンバッチを送ってくれます。
今回は一番右側のプラチナ会員になりました。

結論:モンベル会員は登山好きなら「絶対入るべき」制度
正直に言うと、モンベル会員制度は登山やアウトドアを継続的に楽しむ人にとっては間違いなくお得です。
ポイント還元は8%なので、モンベル会員の年会費1,500円と8%のポイント還元率で計算すると、年間18,750円以上購入すれば年会費の元が取れます。
計算式:年会費1,500円 ÷ ポイント還元率8% = 18,750円
つまり、年間18,750円以上モンベル製品を購入すれば、8%還元のポイント(18,750円 × 8% = 1,500ポイント)で年会費をペイできることになります。
年間数万円以上モンベル製品を購入する予定がある方なら、入会しない理由がありません。
例えば、下記のような購入パターンの方は元がとれます。
年会費をペイできる購入パターン
- レインウェア上下(25,000円)だけで十分元が取れる
- 登山靴(15,000円)+ 小物類(4,000円程度)
- フリース(8,000円)+ アンダーウェア(5,000円)+ ソックス・小物(6,000円程度)
月割りで考えると
月平均約1,560円以上の購入で年会費の元が取れる計算
登山を継続的に楽しんでいる方なら、この金額は決して高いハードルではありませんね。
むしろ、これを超える購入をすればするほど、実質的な割引効果が大きくなっていきます。
例えば年間5万円購入すれば4,000ポイント還元となり、年会費を差し引いても2,500円分お得になる計算です。
逆に、年に1〜2回しか買い物しない方や、他ブランドメインで使っている方には、そこまで大きなメリットは感じられないかもしれません。
なぜプラチナ会員になるまで続けたのか:実体験から見えたメリット
正直なところ、あまり継続意思が強かったわけではありません。
1. ポイント還元8%の威力は思った以上に大きい
これが一番のメリットです。
通常のクレジットカードのポイント還元が1%程度なのに対し、モンベル会員なら8%還元。
登山用品は決して安くないので、この差は本当に大きいんです。
例えば、レインウェア(上下セット約25,000円)なら2,000ポイント。
テント(約80,000円)なら6,400ポイントも貯まります。
これらのポイントは次回の買い物で1ポイント=1円として使えるので、実質的な割引と同じです。
2. 消耗品をポイントで賄える循環システム
登山をしていると、消耗品が本当によく出るんですよね。
- 登山靴のソール交換
- ザックのバックルやジッパー修理
- 下着やソックスの買い替え
- ヘッドランプの電池やバッテリー
こうした細々とした出費も、貯まったポイントで賄えることが多く、現金での出費を抑えられています。
実際の使用シーン:こんな時にモンベル会員で良かった
シーン1家族分のアイテム購入
今では全く登山しない妻が登山に興味を持ち始めた時、夫婦でモンベル製品を購入。
登山靴、レインウェア、フリース、帽子、シェラフ、間っとなどで数万円の買い物でしたが、ポイント還元に加えて、貯まっていたポイントも活用して実質的な負担を大幅に軽減できました。
シーン2:他商品との比較検討
正直、モンベル以外のブランドの方が機能的に優れている商品もあります。
しかし、性能差がそれほど大きくない場合、ポイント還元を考慮すると、結果的にモンベルの方がコスパが良いことが多いんです。
例えば、他ブランドの30,000円のジャケットと、モンベルの28,000円のジャケット。
性能がほぼ同等なら、ポイント還元2,240円分を考慮すると、モンベルは実質25,760円。
圧倒的にお得になります。
ちょっと残念な点:正直な感想
正直に言ってしまいましょう。
デメリット1:モンベル製品に偏りがち
ポイント還元だけという訳ではありませんが、店舗数も多く、便利な場所に店舗があるので、基本モンベル製品で揃えようとしてしまいます。
そして、つい他ブランドの検討が甘くなることがあります。
本当はより高性能な他社製品があったとしても、目の前にある店舗で買ってしまおうとか、ポイントが貯まるからという理由でモンベルを選んでしまうこともあります。
デメリット2:ポイントの有効期限
ポイントには2年間の有効期限があります。
あまり頻繁に買い物しない方は、ポイントを失効させてしまう可能性があるので注意が必要です。
私の場合は、購入の都度ポイントは使いきってしまいます。
デメリット3:年会費の負担感
これは実際にあります。
年会費1,500円(初年度無料)は、そこまで高額ではありませんが、年間購入額が少ない方にとっては負担に感じられるかもしれません。
他の会員制度との比較
ほかのアウトどらブランドの会員制度と比較してみましょう!
VS パタゴニア
パタゴニアには会員制度自体がありませんが、製品の修理サポートが充実。
ただし、購入時の還元はありません。
VS ノースフェイス(XPLR PASS)
ノースフェイスの会員制度もありますが、還元率はモンベルの方が圧倒的に高いです。
VS 好日山荘などの登山用品店
好日山荘のポイントカードは還元率5%。
モンベル製品以外も購入できる反面、還元率はモンベル会員に劣ります。
こちらは併用されるといいでしょう。
会員制度を最大限活用するコツ
1. まとめ買いを狙う
会員限定セールの時期に合わせて、必要な物をまとめて購入すると効率的です。
2. ポイント有効期限の管理
スマホアプリでポイント残高と有効期限をこまめにチェック。
期限が近づいたら消耗品を購入してポイントを使い切ります。
会員は送料が無料なので、オンラインショップを利用するのも有効です。
3. プレゼント購入も活用
家族や友人への登山グッズのプレゼントも、自分の会員特典で購入すればポイントが貯まります。
まとめ:こんな人におすすめ/おすすめしない
人によっておススメ度合いが異なります。
おススメできるひと、おススメしないひと、考えてみました。
おすすめする人
- 年間2万円以上モンベル製品を購入する方
- 登山やアウトドアを継続的に楽しんでいる方
- 装備の消耗が激しい本格派登山者
- 家族でアウトドアを楽しむ方
あまりおすすめしない人
- 年に数回しかアウトドアをしない方
- 特定ブランドにこだわりがある方
- ポイント管理が面倒な方
最終的な判断:プラチナ会員になって思うこと
10年以上モンベル会員を続け、プラチナ会員になった今思うのは、「登山を続ける限り、この会員制度はお得」じゃないか、ということです。
特にプラチナ会員になると、ポイントがよく溜まるので余裕ができます。
「また登山用品を買わなきゃ…」というネガティブな気持ちが、「ポイントも使えるし、まあいいか」というポジティブな気持ちに変わりました。
ただし、年会費1,500円の元を取るには、最低でも年間2万円程度の購入は必要です。
それ以下の購入頻度なら、都度購入の方が良いかもしれません。
迷っている方は、まず1年間試してみることをおすすめします。
初年度は年会費無料なので、リスクなく会員特典を体験できます。
1年間使ってみて、本当にお得だと感じたら継続すれば良いのです。
登山は長く続けるほど楽しくなる趣味です。
そして、長く続けるなら装備投資も継続的に必要になります。
モンベル会員制度は、そんな登山ライフを経済的にサポートしてくれる心強い味方だと、10年間の経験を通じて確信しています。
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